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AMADOU & MARIAM - [アマドゥ・エ・マリアム]

月曜日 2008年3月17日, によって nahoko

DOSSIER Novembre 2004 de Indio’

元記事 -> fr en sp it cl

アフリカン・ミクスチャの中心で

マンディングのリズムに音階が生まれ、ブルースの五音に広がりゆきメロディのマリアージュを追い求める. 実に素晴らしいその音階。

 アマドゥ・マリアム夫妻は、いつもの気さくさでマリでのステージや日々の生活について語り、平和と他者への尊厳という彼らからのメッセージを通して、そのゆったりとして心地良い生を感じさせてくれる。

 音楽はいつだって、自分自身について語る。そのためだ、私がステージ上でのアーティストを見いだすことを好むのは。友人キアが私に語ったように、《10月24日の夕方、私らはビンタを食らったんだ》と。

 音楽を混ぜ合わせることは、マリでは自然なことだ。ブルーズの発祥地たるこの西アフリカの国は、マーティン・スコセッシ氏が映画「マリからミシシッピまで」で示すとおり、ポコポコ泡立つような音を音楽的伝統として持っている。70年代の初頭には、《スーパー・レイル》のようなバンドや、サリフ・ケイタやモリー・カンテといったアーティストが登場し、ブルーズの、ロックのリズムにマンディング音楽をまみえさせた。このときに現れたのがアマドゥ・マガヨコ、《レ・アンバサドゥール [1]》というバンド周辺で6年ほど活動していた頃だ。マリアム・ドゥンビアは、結婚式や伝統的な祭典で歌ったりしながら育ち教育を受け、またそんな風にして子供の頃から唄っている。二人は25年前、青少年盲目学院 [2]で、今日もなお彼らの日々にハーモニーを奏でる愛の物語たる出会いを果たしたのだった。

 80年代、アマドゥとマリアムはその音楽的道程を歩み始め、その頃アビジャン [3]で初めてカセットのみでの録音、リリースを行っている [4]。次に彼らはフランスに辿り着き、アルバム《スウ・ニ・ティレ》収録の《ジュ・テーム・モナムール、マ・シェリ…》で姿を現し出す。1998年から2002年までに、彼らはユニヴァーサルで3枚のアルバムを録音している。今日では彼らは、マヌ・チャオとの出会いによって生まれた新作《ディマンシュ・ア・バマコ》を携え登場している。

 音楽を混ぜ合わせる、それは黄金規律だ。アマドゥとマリアムはしばしば繰り返して言う、《僕らは違う地平線、他の国にある音楽を一緒に唄うのが好きなんだ。色々とためになったよ。混ぜるのは大好きだ。》と。

 ミクスチャーであるということにまして、彼らのアーティストとしての道のりを案内した、数え切れない出会い。これも実のところ多くを成している。サルジャン・ガルシアがおり、-M-がおり、トム・ダーナル、アミッド・エル・カスリ、ジャン・フィリップ・リキエル、モリバ・コイーテ、などなど。それに、あらゆる国からの影響がある。イギリスのポップ、フランスの音楽… 目的は《万国音楽Musique Universel》を作ること。

 マニュはある日、ほんの偶然彼らの音楽を知り、彼らに出会い録音して、アルバムを作りたい。そう思い立った。そのたまものは、あっと驚くようなやつだ!この3人のミクスチャー・エキスパートたちは、その持ち味を損なうことなく作曲し、その音楽的エッセンスを新たなハーモニーとして保つことに成功して見せたのだ。これら二人のギタリストのプレイに見いだされる音楽的混交、そしてまたテキストも混ぜ合わせられている。彼らには、ある類似性が既に存在していたのだ。そう言わねばならないだろう。シンプルな文章、直接的でナイーヴで、柔らかな言葉遣い、全てを理解することが出来る。平易でいて本質的なメッセージ、彼らが住まう街での暮らし、日常に溢れるようなリズム。ここでは彼らのマリでの生活だ、マニュはバマコでの長きにわたり滞在しており、歌の隅々に渡り我々をそこにガイドしてくれる、だがテーマは常に普遍的で、どれにでも移し替えられそうなものだ。

 トリオは世界の「ラ・トリステ・レアリテ(悲しい現実)Triste Réalité」を認める、そしてそれは「ポリティカマーニ(よくない政治)」に因る、だが日常は続き「フェット・オ・ヴィラージュ(村の祭り)」や、「ボー・マリアージュ(美しい結婚式)」が行われている。そして、時には偽善や退廃「ニニュヤ」、裏切り「ジャンファ」といった感情を警告し、平和「ラ・ペLa Paix」を推す。それにしても改めて書き留めておきたい、ファーストクラスのパフォーマンスを見せるのは「ポリティカマニ」、ティケン・ジャー・ファコリとマリアム・ドゥンビア、そしてマヌ・チャオのボーカルが、ここに音楽的タペストリーを紡ぎ出しているではないか。

 ステージは熱気と活気に溢れる。このリズムの夕刻、6人のミュージシャンが、ある時は穏やかに、ある時はエネルギッシュにリズムを刻み、私たちをヨコにもタテにも踊らせてくれる。  聴衆がメッセージの内容を理解したとき、説明にはピリオドを打とう。我らが社会の悪に対して、そして日々の苦痛に対して、私が皆さんに処方出来る治療薬です。

ディスコグラフィー

- Sou ni tilé (1998 Universal - Album)
- Tje Ni Mousso (1999 Universal - Album)
- Wati (2002 Universal - Album)
- Dimanche à Bamako (2004 All Other - Album)
- Je pense à toi (2005 - Album)

主なコラボレーション

- Barcelona Raval Sessions 2 (2005 K Industria - Double Compilation)

コンタクト・マネージメント

- マネージメント・プロダクション
- Marc Antoine Moreau: marcantoine.moreau@free.fr
- Gaël Cathou: gael.cat@free.fr

関連リンク

- www.amadou-mariam.com

補足

[1] 西アフリカでとりわけホットかつ伝説的バンドの一つ(オフィシャルのBIOより)

[2] l’Institut des Jeunes Aveugles

[3] マリの隣国、コートジボワールの首都

[4] 彼らのサイトによれば、このアルバムはDimanche A Bamacoのヒットの後Because Musicより再発されたとのこと

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