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MALDITA VECINDAD-[マルディタ・ベシンダ]

Sábado 27 de marzo de 2010, por ebita

DOSSIER 2005年8月
Patchuko
Orignal es cat

全ては名付けられた瞬間に生まれる
1985年の震災の瓦礫の下から生まれたと言えるla Maldita Vecindad y los hijos del 5º patioマルディタ・ベシンダ・イ・ロス・イホス・デル・キント・パティオは、たいていの人は混ぜ合わせるのを躊躇するほどごちゃ混ぜのリズムを携えて音楽シーンに乱入してきた…。

マンボ、チャチャチャ、ボレロ、ダンソン、スカ、パンク、そしてメキシコの伝統音楽などから取り入れたリズムは、ティン・タンこと黄金のパチュコ、偉大なヘルマン・ヘナロ・チプリアノ・ゴメス・バルデスからインスピレーションを得たものだ。庶民の生活を象徴する彼らの音楽は、疎外された人々の要求や告発に声を与える。彼らは、チャバ・フローレスが築いたスタイルを最も忠実に再現することで、都市で起こっていることを伝える素晴らしいコラムニストとなった。

メロドラマ風の50年代メキシコ映画のタイトルから取ったバンド名は、逆説的なオマージュになっている。そのサウンドトラックは、ユーモラスなボヘミアン・ボレロであり、胸に染みる悲痛なメロディ(キント・パティオ)であり、そしてマルディタ・ベンシダの音楽がのようであった。だからこそ、彼らの音楽を聞くと、町外れに住むペドロ・インファンテ [1]の後継者で、ブニュエルの「忘れ去られた人々」の末裔でもある人々の冒険を垣間みることができるのだ。

バンド結成時のメンバーは、ドラムのパチョ、ベースのアルド、パーカッションのロビート、ギターのティキ、ボーカルのロコで、1988年は教育や政府に変化を求めるさまざまな社会運動を支援した。何かを伝えようとする運動の真っ只中において、むき出しのトラックの荷台の上で演奏する彼らの姿に、社会の変革の一端を見出すことができるだろう。

同年BMG Ariolaと契約を結び発表したファーストアルバムは、共にバンド名をそのままタイトルにした『la Maldita Vecindad y los hijos del 5º patio』で、映画「リアリティ・バイツ」(1994)にも使われたMorenaza(メキシコ女性へのオード)、Apañón(政治権力とは何かを歌った)、Supermercado(仕事がないときはなんでもやらなければならない)、Mojado(彼らの最高傑作のひとつ)、Rafael(疎外された人々に対して目を向ける)、Mujer(女性解放)などすでに忘れがたいテーマとなったなどが収録されている。このアルバムで彼らは、メキシコのバンドとして大成功を収めた。

呼ばれるところはどこにでも行って演奏するということを続けるが、一般大衆向けでないタイプの音楽にありがちなように、悪魔狩と検閲によって彼らの演奏はアンダーグラウンドのままであり続けた。そんな状況にもかかわらず、彼らは初の米国ツアーを実現させる。

1991年はジェーンズ・アディクションと共に北米のさまざまな州で演奏した。ちょうどこの頃、ティキがその席をパトに明け渡し、セカンドアルバム『El Cicro」をレコーディングした。Un poco de sangre、Solín、Querida、Kumbala、Un gran circo、Pata de perro、Pachucoなどが収録されたアルバムは、言うなればバンドの戦闘開始の叫びで、音楽的にさらに強化されている。このアルバムは60万枚を売上げ、1993年には世界中で流通するようになる。同年「パタ・デ・ペロ」ツアーを開始、メキシコ21都市、米国12都市、ヨーロッパ14カ国(ポルトガル、イタリア、スペイン、スイス、オーストリア、ドイツ、ベルギー、オランダ、フランス、スウェーデン、ノルウェイ、デンマーク、英国、アイルランド)52都市において140のライブを行った。そのツアーでは、Faith No More フェイス・ノー・モア、Holeホール、Sonic Youth ソニック・ユース、Bob Dylan ボブ・ディラン、Madness マッドネスなどの前座も務めた。ライブ盤『Gira Pata de Perro』を聴けば、当初2ヶ月の予定が6ヶ月まで延長されたこのツアーの様子がわかる。

このツアーが終わるとすぐに次のアルバムの構想を練り始めたのだが、プロデュサー、ビル・ラスウェルとの考え方の違いから、その発表は3年近く遅れることになる。その間もバンドは演奏を止めなかった。1996年についに発売となった待望の『Baile de Máscaras』。Don Palabras、Ojos Negros、Salta pa’trasなど収録曲は米国のメンフィスでレコーディングされた。この頃、ロビートが手の不調からバンドを脱退し、エル・ペルサ・リバロラの加入までは、様々なギタリストが参加することになる。このアルバムをひっさげて、再びスペインを訪れ、ラテンアメリカ(コロンビア、ペルー、コスタリカ、ホンジュラス、グアテマラ、パナマ)を周る。

1998年以降現在までのところ最新作であるMostros』をBMGから発表する。メキシコ音楽史のおさらいとなるようなこのアルバムで、「カラバレス・イ・ディアブリトス(髑髏と子悪魔たち)」ツアーに参加、los Fabulosos Cadillacs ロス・ファブローソス・キャディラックス、Julieta Venegas フリエット・ベネガス、Aterciopelados アテルシオペラードスなどと共演した。このころレコード会社との契約を解消したたため、歌手のホセ・ホセが企画したオマージュアルバム『Ya lo pasado, pasado (1998)』に参加やロス・ティグレス・デル・ノルテのトリュビート・アルバムのためにエル・シクロのレコーディング、メキシコ映画『Asesino en serio (2002)』のために製作した「Con solo tocarte」を除いては、本格的なレコーディングをしないまま数年を過ごことになる。2002年にはDusminguet ドゥスミンゲッツやSargento García サルヘント・ガルシア、Los Locos del Barrio ロス・ロコス・デル・バリオなどと共に、第18回セントロ・ヒストリコ・フェスティバルの一環として開催されたラディカル・メスティソ・フェスティバルに参加した。

2003年はその当時までに製作された4枚からのコンピレーション『Maldita sea!』を米国にて発売、そしてレコードデビューから15周年となる翌年は、メキシコにおいて15周年記念の40曲入り2枚組みアルバム『El tiempo vive en la memoria 1989-2004』を発表した。この頃パチョが執筆に専念するためにバンドを去ったため、バンドは4人組となる。

彼らの反逆の血、社会的な取り組みへの意欲は、決して尽きることがないようだ。サパティスタ運動を支援するさまざまなコンサートに参加し、米国では、6万人を集めたフェスティバル・ビベ・ラティーノのメインアクトとして出演、揺らぐことのない存在感を見せつけた。

現在、2つの作品を制作中で、過去に制作された楽曲を集めた作品が2005年7月、全曲新曲の作品は同年12月に、それぞれ発売の予定だ。マルディタ・ベンシダは、ティン・タンこと庶民のアイドル、ヘルマン・バルデスを賞賛するトリビュートアルバムに、Café Tacvba カフェ・タクーバ、Natalia Lafourcade ナタリア・ラフォルカデ、Jaguares ハグアレス、Elefante エレファンテなどとともに参加した。このアルバムに収録された"Los agachados"をカバーには、Sabotaje Mexica サボタへ・メヒカのDJ Aztecが参加している。マルディタ・ベシンダのワルたちは人気に溺れることなく、メキシコシティで行われているさまざまな文化的ムーブメントに関わりながら、メキシコのインディー・シーンで演奏を続けている。

ディスコグラフィー

- Maldita Vecindad y los Hijos del Quinto Patio Maldita Vecindad y los Hijos del Quinto Patio(1989 RCA International - アルバム)
- El Circo(1991 RCA International - アルバム)
- Gira Pata De Perro(1993 Ariola - EP Live)
- Baile de Máscaras (1996 Prime Records - アルバム)
- Mostros(1998 Ariola - アルバム)
- Greatest Hits(2000 Prime Records - 2枚組ベスト)
- Lo Mejor De: Maldita Vecindad Y Los Hijos Del 5th Patio(2001 Prime Records - ベスト)
- Maldita sea! (2003 BMG - ベスト)
- El tiempo vive en la memoria 1989-2004(2004 BMG - 2枚組ベスト)
- Circular Colectivo(2009 - アルバム)

主なコラボレーション

- Juntos por Chiapas(1996 PolyGram - コンピレーション)

コンタクト

Tel: (+52) 91170087
Mail: venus@venusmanagement.com

リンク

- www.myspace.com/malditavecindadoficial
- www.audiokat.com/artistas.asp?aid=0...

P.-S.

彼らの待望の新作『Circular Colectivo』日本盤がメキシコ在住ライター長屋美保さんの解説付きでミュージックキャンプから発売されたそうです。詳しくはこちらをご覧下さい。紹介されているPVもかっこいい! PURA LIBERTAD(混じりけのない自由)!!

Notas

[1] メキシコ映画黄金時代のカリスマ的な俳優で歌手